2011年06月04日

レビュー:葵 ヒカルが地球にいたころ

5月の最後の本は文学少女シリーズが終わったばかりの野村美月の葵 ヒカルが地球にいた頃です。
6月レビューになってしまいましたが、気をとりなおしてやっていきます。

内容紹介:ファミ通文庫オンラインより
野村美月のミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない! と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵――"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて――!? 野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
あらすじ紹介:雨で増水した川に転落して死亡してしまっい幽霊となってしまったヒカルと見た目ヤンキーの高校生赤城是光の二人が織り成すミステリアス現代学園ロマンス。
見た目がヤンキーなので中学時代廻りにトモダチができなかった是光は、高校は超おぼっちゃま、お嬢様が通う私立高校に見事合格した。ところが、入学早々にお年寄りを助けようとして自らトラックに跳ねられて入院してしまう。退院後に高校に向かうとそこでは既に高校内にはヤンキーの噂が回っていた。がっくりする是光にさりげなく話しかけてきたヒカル。ヒカルは是光に頼みたいことがあると告げる。
ところが、ヒカルは川で溺れて死んでしまう。何故かヒカルの葬儀に参列する是光。そこは女の子だらけだった。そんな女の子の中で目立っていたのが祭壇に向かって、「嘘つき」と叫んだ早乙女葵と、涙は流しているが、ニヤリと笑ってしまったヒカルにそっくりな姉?いとこ?の女性。
葬儀から帰ってくると是光に何故かヒカルの霊がくっついてきてしまった。ビックリする是光だが、ヒカルはお願いがある。願いを叶えてくれたら成仏できるかもという。そのお願いとは・・・・
葬儀で騒いだ葵とヒカルが約束した7つの約束を果たすこと。
その約束を果たすべく是光は葵に接触を開始する。ところが、葵はヒカルのことを嫌っていてなかなか話を聞いてくれない。葵はヒカルは親同士が決めた婚約者だったが、ヒカルのナンパぶりに嫌気が指していたのだった。
葵にかかんにアタックする是光。その時偶然居合わせたのがクラスの隣の席にすわっていていつも携帯電話を操っている式部帆夏(しきぶほのか)だった。偶然帆夏の携帯を拾ってしまい、帆夏がケータイ小説を書いていて恋愛相談に乗っている恋愛の達人だということを知る。(実際帆夏は恋愛経験が無い)
帆夏とは購買部でのパンの購入の際にトラブルが一度あったが、なんとか依頼に成功する。(帆夏がケータイ小説を書いていることをばらさないと約束をした上で)
帆夏のアドバイスで再アタックを行うが、やっぱりうまくいかない。
そんな中、是光はヒカルの部屋に行くことに。ヒカルはマンションで一人暮らしをしていた(金持ちのおぼっちゃまだが、愛人の子供らしくて廻りの大人からは疎まれていた。ちなみに、愛人だった母は既に死去していた)そこに偶然従姉妹で葵の親友で生徒会長の斎賀朝衣にあう。彼女は遺品の整理をするために部屋に来たとのこと。朝衣は是光とヒカルの関係を疑い色々と嫌疑を掛ける。彼女は葵にアタックする是光を怪しがり、帆夏にもヒアリングをしていた。
翌日、学校に飾られていたヒカルの遺影と新聞記事が切り裂かれてしまう、是光は犯人と疑われるが、葵が助け舟を出した。
ところが、今度は葵が疑われてしまい、美術部の仲間(葵は美術部所属)に林に連れ去られてしまう。
新聞部の近江ひいなに突撃取材を受けている中、帆夏から連絡を受けた是光は急いで林に行くことに。
林では同級生から葵が責められていた。そこに割って入る是光。ヒカルの推理を元に、美術部の部員が犯人だと指摘し、事件を解決する。犯人は自白したが、葵は倒れてしまう。保健室までお姫様だっこで連れて行く。保健室に朝衣がやってきて、これ以上葵には鑑賞するなと宣言される。ヒカルは諦めそうになってしまうが、是光は強引に事を進め、葵の誕生日に遊園地に行こうとチケットを手渡す。(これが、ヒカルの第二のプレゼントだった。第一のプレゼントは死亡する前に送付済)
葵の誕生日の当日、葵を待っている是光だが、やっぱりやってこない。業を煮やして葵の家までおしかけ、家の前から電話をかけて、強引に遊園地に連れていってしまう。
遊園地で是光はヒカルの願いを次々と叶える(ジェットコースターで絶叫している葵の写真にメッセージを書いて渡す、ピンクのガーベラと赤いバラの蕾とカスミソウの小さな花束(中にペンダントが入っている)を渡す、遊園地の中のレストランでケーキとミルクセーキを上げる、そこで誕生日の歌をプレゼントする(お約束通り、歌はうまくない))と6このプレゼントを次々と葵に渡していく。

そして、最後に噴水の水がキラキラと光って星が降るようなシチュエーションを葵にプレゼントする。
葵はヒカルの生前に星を降らしてくれたら付き合っても良いと答えていたのだった。その思いをヒカルは叶えた。
葵は最後にヒカルが好きだったことを認め、控えるへの思いを伝えた。ヒカルと是光は親友の関係となった。
で、ヒカルは成仏するかと思ったら「まだまだ泣いている女の子がたくさん居るから成仏できない」と是光につきまとうことになった。

感想:☆☆☆☆(5点満点中4点)
野村美月ワールド全開です。文学少女シリーズよりもその前の作品に作風が戻ったイメージですね。
細かいところがちょっとこじつけ感があったり、後半がドタバタ感があったりと細かいことを言えば色々と突込みどころはありますが、そんなの気にする必要はありません。
ヒカルの過去や死因についての話、式部と是光との関係のこれからなど読みどころは十分あると思います。

ただ、裏表紙に書かれている「ミステリアス現代学園ロマンス」はいかがなものでしょうか?ミステリアスな部分は殆どなりですからね・・・・・
ちなみに、このシリーズのタイトルは「ヒカルが地球にいたころ・・・・・」です。葵は1巻のヒロインです。二巻のヒロインは夕顔、では三巻は・・・・藤壺あたりかな?
ふんわりとした恋愛系のライトノベルを読みたい方には是非の1冊です。


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posted by とも at 18:08 | Comment(2) | レビュー:野村美月 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「葵」はそれなりに面白かったけど、「文学少女」に比べたら少し感動が薄いと思う…のは自分が無類の本好きだからですか??
Posted by コノハ at 2011年06月17日 13:12
コノハさんコメントありがとうございます。
そうですね。文学少女は心葉の成長が描かれていますし、恋愛とは別のストーリーもしっかり書かれていた文、濃い話だったと思います。
「ヒカル」はそういった意味では赤城山シリーズとかの方に近くライトなイメージが強いですね。
どちらの文章も私自身は楽しんで読むことができます。

またのコメントを是非お願いいたします。
Posted by とも at 2011年06月19日 03:55
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