2011年06月12日

レビュー:アンチリテラルの数秘術師2

今月三作目はアンチリテラルの数秘術師2です。
第17回 電撃大賞銀賞作品です。17回のものについては、アンチリテラルの数秘術師しか購入していません。
魔王ものがあまり好きではなかったというのもありますが・・・

内容紹介:電撃文庫サイトより
私はまだ、“φ(から)”のままなんだ。
……こんなふうに思うのは、きっと君に出会ってからだ。
 あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。
 そんな時、俺は“歪んだ無次元数(スカラー)”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たち──。
 平和になったはずの東京に再び現れた、“集合”の災厄の数(アルヘトス)。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。
“数”の異能力アクション、第2弾開幕!!
あらすじ紹介:前回の事件から数カ月後の話。学校では文化祭の準備が進んでいた。文化祭では冴上誠一が脚本・監督、主演羽鷺雪名が主役の白雪姫を演じることになっていた。準備は着々と行われているが、巷では殺人事件が発生していた。殺害された人がみんなU字型に食いちぎられている猟奇殺人だった。そんなある日、誠一が帰宅する際に大学生位の男が四つん這いになって現れた。犬男に追いかけられて、廃墟まで逃げ込んだところ女性の悲鳴が起こった。女性を助けに向かったところ、そこにはクラスメイトの明津憲剛が女の子と対峙していた。割り込む誠一、明津はとりあえず逃げ出し、誠一と女の子(来栖真意)は警察に保護される。来栖は警視総監の娘で簡単な聴取で開放されるが、誠一は容疑者の一人としてマークされてしまう(前巻でお世話になった秋月刑事に事情を聞く)
ようやく開放された誠一は翌日に来栖を探しに行くことに、そこに丁度良くクラスメイトの雛木叶苗が来栖の知り合いで誠一に会いたいとコンタクトを取ってきた。
そこで、誠一、雪名と叶苗3人で真意に会うことに。
真意の所属するミッション系の有名女子高に到着するが、生徒が誰も居ない。そこに真意と執事が現れて、3人を自宅へ案内する。ちょっと不思議な雰囲気のする真意だったが、つつがなく話も終わり来栖家を出てバスに乗って駅へ向かうことに。ところが、バスは真意のいる学校へと引き返し、学校の門に激突する。雪名の力によって、バスを分断してなんとか衝突から免れる。分断の拍子に叶苗は気絶してしまう。そこに現れてきたのは、クラスメイトの明津憲剛。明津は炎の符術師(東洋の数秘術師みたいなもの)と呼ばれていた。
明津と戦う雪名。一方誠一と叶苗は学校に逃げこむ。そこには奴隷化された生徒たちだった。教室に入っていくと、そこには教師がU字型に食われた遺体が散乱し、その死体のそばに人がひとりいた。その人間は「ダデウス」執行官(災厄の数を倒す人)として日本に着ていたのだった。ダデウスは誠一に協力して欲しいと願い出る。そんな時に奴隷とかしていた生徒たちが雪名たち5人に襲いかかってきた。
この奴隷を操っている殺人鬼は同じ学校にかよっている真意だったのだ。
とりあえず学校を逃げ出して、真意の屋敷へと向かう。そこには両親すらも食ってしまった真意がいた。
真意は他人を食うことによって、彼らが持っている支配力を奪ってしまうものだった。警視総監である父を食うことによって、この町の警察権力も手に入れてしまったのだった。
真意と戦う5人、しかし真意の力は巨大で雪菜でも敵わない。雪菜が倒されたとき、叶苗が割って入り、真意を説得しようとするが、逆に責められてしまう。叶苗を守ろうとして、ダデウスが盾となって死んでしまう(実は嘘だった)。真意は操っている人間で5人を責めることにして退散してしまう。なんとか逃げ延びることができた。
4日後、みんなは学校に集合する。そこに真意が警察を連れて現れてきた。真意は雪菜が東京内戦を引き起こした人間の娘であり、雪菜を渡せば危害を加えないと学校中に宣言する。
動揺するクラスメイト。しかし、誠一の必死の説得で雪菜を守ることに。
その力を受け、真意と対峙する雪菜。しかし、警察官も多数いて不利な状況は否めない。そこに誠一が割って入り、警察官の呪縛をとくことに成功する。
真意の術力は成長中のためどうしても限界値が存在している。その限界を超える命令をしてしまうと呪縛が解けてしまうのだった。
それを読んでいた雪菜と誠一は陽子を加速させ、触媒となるタングステンを入手して対応しようとしていた。タングステンのナイフは明津に頼んで手配をしていたのだった。そしてその二つを合わせて真意にぶつけ、ようやく真意を倒すことができた。
そこに現れたのは本来の姿(幼女姿)のダデウス。ダデウスは学校の生徒の記憶を操り、今回の戦いの記憶を抹消してしまった。
後日文化祭が開かれることに。主役のおことが怪我をしてしまったため、急遽主役の王子役を誠一が務めることになり、二人でしっかりと演技をしましたとさ。
感想:☆☆☆☆(5点満点中4点)
しっかりと読ませていただきました。よみ応えのある巻でした。1巻ではさほどバトルシーンとかの精緻度が低かったのですが、今回はしっかりと書かれていて、異能バトルモノとして楽しめるレベルでした。
ただ、ちょっとご都合主義的な展開やフラグがあったり、殺人鬼が真意であることが分かりすぎるのがマイナスポイントですね。
この文章力や表現力であれば次巻も非常に期待が持てると思います。
また、電撃文庫マガジンに掲載されている短編も面白い話ですし、もうちょっとお付き合いをさせていただきたいと思います。
次巻はいつくらいに出るんでしょうか?楽しみです。

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posted by とも at 03:00 | Comment(0) | レビュー:兎月山羊 | 更新情報をチェックする
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