2011年09月10日

レビュー:俺の妹がこんなに可愛いわけがない9

電撃文庫8月分を書く前に9月分を購入してしまったため先にレビューを書いておきます。
今月第一弾は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない9」になります。
内容紹介:電撃文庫サイトより
今度の『俺の妹』は“それぞれの視点”で描かれる特別編! 
さらには意外なコラボも!?

 あのルリ姉に──好きな人ぉ? どーせ脳内彼氏でしょ? (8)巻の顛末を黒猫の妹・日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい? あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウエディングドレス』2本を収録! さらにはアニメOP主題歌を担当した「ClariS」とのコラボが実現! 原作の主題歌『nexus』の発売や、作中に「ClariS」の二人が登場するなど驚き満載の特別編!!



あらすじ紹介:今回は7編の短篇集になっています。本編の京介視点ではなく、それぞれのキャラの視点で書かれているもので、本編とはちょっと変わったテイストになっています。

シチュエーションは8巻終了時の温泉地での話から9月に掛けてのストーリーになっていますので、時系列的には進んでいることになります。
『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』68P
黒猫の妹の五更日向視点での話。黒猫の痛い言動や家庭的な部分を赤裸々に語っています。
最初のオフ会の後のコメントや桐乃の扱い(ビッチ扱い)や携帯の待ち受けに3人の写真を使ったりとか初期の黒猫の親友感がほのぼのと伝わってくる感じです。
京介との関係は当初は「脳内彼氏w」と認定したみたいですが、実際に存在するのを見て喜んだり、黒猫がどんなに京介を思っているのかをコミカルに描かれています。京介のこともお兄ちゃん属性と看破したりしています。
そして、黒猫と京介の別れの後の黒猫のダメージやその後の温泉宿の桐乃との出会いが書かれています。
全般的にほのぼのとした会話が多いのですが、黒猫の本心がところどころに出ていて非常に面白い展開になっています。
『真夜中のガールズトーク』12p
温泉宿の夜編。桐乃視点で書かれています。同室になった黒猫と桐乃の会話が中心です。
話は黒猫と京介の別れ話中心になりますが、桐乃の思いも黒猫の思いもはっきりとしてきたという雰囲気が出てきています。
二人の会話が盛り上がったなか、いきなり日向が乱入してきます。どうやら京介と黒猫父が何か話をしたみたいです。日向的には「高坂くん超かっけえ!」とのことw京介と黒猫父は二人で温泉に行ったみたいですw(桐乃曰く京介のライフは0よ状態らしいです)
京介が何を言ったかの記載はありませんが、黒猫にとっては嬉しいコメントなんでしょうね。
黒猫と京介がうまく行かなかったら日向が京介をもらってしまうかもというセリフをいったとたんに
「巫山戯るなよ小娘! 一生飯抜きにされたいのか!」(黒猫)
「ひなたちゃんは俺の嫁!」(桐乃)
という突っ込みが入る(笑)

『俺の妹はこんなに可愛い』46P
赤城浩平視点でのストーリー。妹の瀬奈の奇行(腐女子的行動)が淡々と?書かれていたり、なぜか浩平の部屋のクローゼットに潜んでいる瀬奈を発見したり。
挙句の果てには京介とどっちがシスコンか競争を始める。写真で競争していたが、京介は桐乃にメールし桐乃写メを入手。さらに二人で撮ったプリクラを見せて勝利を確信する(笑)。
が、一緒にいた瀬奈が浩平のほっぺたにキスをして勝利をもぎ取った。
顛末を桐乃に報告する京介。桐乃は「し、しないかんね!」と答える。

『カメレオンドーター』64P
沙織視点でのストーリー。本文には名前しか出てこなかった姉が出てくる。姉が作ったサークルに引きこまれ一緒に活動し、そのサークルが姉の結婚で破綻していくまでを書いている。
そのサークルを壊した姉を恨むが、姉は「私の作ったサークルだから壊すのも私の自由、(悔しかったら自分で作ってみるとか、もっと積極的にサークルに関与しろ)」と言われる。
サークル仲間で仲が良かった彼方という女性(来栖彼方、加奈子の姉でマスケラの原作者)がよく使っていたキャラクターの『月見里がんま』を原型として、『沙織・バジーナ』ができたこと。
今は自分でサークルを作って頑張っている。

『突撃 乙女ロード!』20P
桐乃視点でのストーリー。コミケで仲良くなった瀬奈と二人で池袋の乙女ロードに探索に行く。
だんだんと瀬奈のBLにど腐れていく桐乃w。しかし、兄の話題になったとき、ついつい兄とのラブラブ関係を自慢してしまう桐乃w.瀬奈は定番の「おにいちゃんにいいいつけてやるんだからあああああああああああああああ」と逆切れして逃げ出してしまうw。
後日pixvの画像を教えてもらう。そこには少年になった桐乃くんがその兄京介くんを襲ってしまう画像だった。
桐乃はその画像をじっと見入ってしまったのだった(笑)

『過ちのダークエンジェル』40P
あやせ視点でのストーリー。加奈子が以前偽マネージャーをやった京介を気に入ってしまい、ライブに来て欲しいとあやせに連絡する。別の日、麻奈美から連絡があり、京介が黒猫と別れたと知る。(その前に黒猫をどう始末するのかを相談しようとしてた)
あやせは自分のせいで別れたと思い、京介に連絡する。京介はあやせの責任ではないと答える。あやせは加奈子のライブに参加するよう依頼(という脅迫)し、京介は了解する。
ライブの当日はスーツ姿の京介を加奈子とブリジットのいる楽屋へ案内し、昔話に華を咲かせる。そこに、Clarisの二人が挨拶に来る。お茶を入れようとしたブリジットが転けそうになってしまい、京介はClarisのメンバーを助けるために飛びつく。気がつくと京介はクララのスカートに頭を突っ込んでしまっていた。
それを見たあやせは回し蹴りを一閃し、京介をダウンさせる。誤解がとけて、京介が何とか立ち上がるが、そこにメールが来て京介は飛び出して行ってしまう。
あやせはその姿をみて「いってらっしゃい、お兄さん」とつぶやく。

『妹のウエディングドレス』22P
桐乃視点のストーリー。ウェディングドレスの撮影会をしている桐乃。スケジュールがおしてしまい、加奈子のライブにいけなくなってしまうと京介にメールする。
そのまま打ち上げにって流れになるところに、京介が痛チャリでやってくる。痛チャリは会場で一緒になった御鏡から借りてきたとこと。
桐乃を荷台に載せて(ウェディングドレスのすそは切ってしまって)会場に向けて猛追する京介。
ライブ会場に到着するが、加奈子のステージは終わってしまっていたが、Clarisのステージにはなんとか間に合った。二人で手をつないで会場へ入っていく。桐乃は京介に何かを語りかけるが会場の騒音で聞こえなかった。繋いだ手をしっかりと握りしめてもう離れないように。

感想:☆☆☆☆☆(5点満点中5点)
初期の俺芋のライト感が溢れる作品でした。てキャラクターの性格や行動様式が既存巻しっかりと書きこまれているので思いを入れて読むことが出来ました。
ライトな作風+しっかりとした人物描写が出来ている巻ではないでしょうか?
恋愛編の重苦しいイメージがすっかりと取り払われた巻があります。

特に最後の妹のウエディングドレスは短かった割には読後感が非常に良く、気持ち良い仕上がりに成っていると思います。
京介の卒業時がラストになると思いますので、それに向けてしっかりと書き込んでいただきたいと思います。
しかし、ラストはどのようになるのでしょうか?まだまだ余談は許されないと思います。
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posted by とも at 23:40 | Comment(0) | レビュー:伏見つかさ | 更新情報をチェックする
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