2011年06月05日

レビュー:文学少女の追想画廊2

文学少女シリーズの画像集です。もともと買うつもりが無かったのですが、文学少女の最後のショートストーリーが掲載されているとのことなので、悩んでいたのですが、気がついたらポチっとしてしまっていました(笑)
内容紹介:ファミ通文庫オンラインより。
"文学少女"の世界を描き出す美麗ファンブック第2弾!!
大人気シリーズ『"文学少女"』より、『挿話集』『見習い』『半熟作家』、計8冊の美麗文庫イラストを完全収録したファンブック第2弾が登場! 竹岡美穂先生の描き下ろしイラストや、野村美月先生書き下ろしの甘〜い短編小説のほか、メディアミックス関連イラスト、未公開ラフも多数収録! 登場文学作品一覧などの資料も充実し、既刊『追想画廊』とあわせて『"文学少女"』の世界を網羅する1冊です!!
あらすじ紹介画像集の方はおいておいて、ショートストーリーの話を書きたいと思います。が、ショートストーリーなので内容の記載は省きますが、プロポーズしてから結婚するまでの期間のおはなしでした。ちょうど半熟作家の裏で進んでいた物語ですね。
せっかくなのでキーワードを二つだけ。
「井上ミウはみんなの作家だけど・・・・・井上心葉はあなただけの作家です。」
「井上遠子は、心葉くんだけの"文学少女"です。」

感想:☆☆☆☆☆(5点満点中5点)
あまいストーリーを読みたい方には是非。
二人の関係の最後のピースが埋まる時を読むだけで、2,400円文の価値はあると思います。文庫にはのらないと思いますので、是非買って読んで、ニヤニヤしてください。
読んでいるだけで幸せになれる話です。サイズが大きいのでちょろっと読むのが面倒なんですが、既に10回以上読んでいます。
あ、竹岡美穂さんの絵も素敵ですよ。

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posted by とも at 00:00 | Comment(0) | レビュー:野村美月 | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

レビュー:葵 ヒカルが地球にいたころ

5月の最後の本は文学少女シリーズが終わったばかりの野村美月の葵 ヒカルが地球にいた頃です。
6月レビューになってしまいましたが、気をとりなおしてやっていきます。

内容紹介:ファミ通文庫オンラインより
野村美月のミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない! と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵――"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて――!? 野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
あらすじ紹介:雨で増水した川に転落して死亡してしまっい幽霊となってしまったヒカルと見た目ヤンキーの高校生赤城是光の二人が織り成すミステリアス現代学園ロマンス。
見た目がヤンキーなので中学時代廻りにトモダチができなかった是光は、高校は超おぼっちゃま、お嬢様が通う私立高校に見事合格した。ところが、入学早々にお年寄りを助けようとして自らトラックに跳ねられて入院してしまう。退院後に高校に向かうとそこでは既に高校内にはヤンキーの噂が回っていた。がっくりする是光にさりげなく話しかけてきたヒカル。ヒカルは是光に頼みたいことがあると告げる。
ところが、ヒカルは川で溺れて死んでしまう。何故かヒカルの葬儀に参列する是光。そこは女の子だらけだった。そんな女の子の中で目立っていたのが祭壇に向かって、「嘘つき」と叫んだ早乙女葵と、涙は流しているが、ニヤリと笑ってしまったヒカルにそっくりな姉?いとこ?の女性。
葬儀から帰ってくると是光に何故かヒカルの霊がくっついてきてしまった。ビックリする是光だが、ヒカルはお願いがある。願いを叶えてくれたら成仏できるかもという。そのお願いとは・・・・
葬儀で騒いだ葵とヒカルが約束した7つの約束を果たすこと。
その約束を果たすべく是光は葵に接触を開始する。ところが、葵はヒカルのことを嫌っていてなかなか話を聞いてくれない。葵はヒカルは親同士が決めた婚約者だったが、ヒカルのナンパぶりに嫌気が指していたのだった。
葵にかかんにアタックする是光。その時偶然居合わせたのがクラスの隣の席にすわっていていつも携帯電話を操っている式部帆夏(しきぶほのか)だった。偶然帆夏の携帯を拾ってしまい、帆夏がケータイ小説を書いていて恋愛相談に乗っている恋愛の達人だということを知る。(実際帆夏は恋愛経験が無い)
帆夏とは購買部でのパンの購入の際にトラブルが一度あったが、なんとか依頼に成功する。(帆夏がケータイ小説を書いていることをばらさないと約束をした上で)
帆夏のアドバイスで再アタックを行うが、やっぱりうまくいかない。
そんな中、是光はヒカルの部屋に行くことに。ヒカルはマンションで一人暮らしをしていた(金持ちのおぼっちゃまだが、愛人の子供らしくて廻りの大人からは疎まれていた。ちなみに、愛人だった母は既に死去していた)そこに偶然従姉妹で葵の親友で生徒会長の斎賀朝衣にあう。彼女は遺品の整理をするために部屋に来たとのこと。朝衣は是光とヒカルの関係を疑い色々と嫌疑を掛ける。彼女は葵にアタックする是光を怪しがり、帆夏にもヒアリングをしていた。
翌日、学校に飾られていたヒカルの遺影と新聞記事が切り裂かれてしまう、是光は犯人と疑われるが、葵が助け舟を出した。
ところが、今度は葵が疑われてしまい、美術部の仲間(葵は美術部所属)に林に連れ去られてしまう。
新聞部の近江ひいなに突撃取材を受けている中、帆夏から連絡を受けた是光は急いで林に行くことに。
林では同級生から葵が責められていた。そこに割って入る是光。ヒカルの推理を元に、美術部の部員が犯人だと指摘し、事件を解決する。犯人は自白したが、葵は倒れてしまう。保健室までお姫様だっこで連れて行く。保健室に朝衣がやってきて、これ以上葵には鑑賞するなと宣言される。ヒカルは諦めそうになってしまうが、是光は強引に事を進め、葵の誕生日に遊園地に行こうとチケットを手渡す。(これが、ヒカルの第二のプレゼントだった。第一のプレゼントは死亡する前に送付済)
葵の誕生日の当日、葵を待っている是光だが、やっぱりやってこない。業を煮やして葵の家までおしかけ、家の前から電話をかけて、強引に遊園地に連れていってしまう。
遊園地で是光はヒカルの願いを次々と叶える(ジェットコースターで絶叫している葵の写真にメッセージを書いて渡す、ピンクのガーベラと赤いバラの蕾とカスミソウの小さな花束(中にペンダントが入っている)を渡す、遊園地の中のレストランでケーキとミルクセーキを上げる、そこで誕生日の歌をプレゼントする(お約束通り、歌はうまくない))と6このプレゼントを次々と葵に渡していく。

そして、最後に噴水の水がキラキラと光って星が降るようなシチュエーションを葵にプレゼントする。
葵はヒカルの生前に星を降らしてくれたら付き合っても良いと答えていたのだった。その思いをヒカルは叶えた。
葵は最後にヒカルが好きだったことを認め、控えるへの思いを伝えた。ヒカルと是光は親友の関係となった。
で、ヒカルは成仏するかと思ったら「まだまだ泣いている女の子がたくさん居るから成仏できない」と是光につきまとうことになった。

感想:☆☆☆☆(5点満点中4点)
野村美月ワールド全開です。文学少女シリーズよりもその前の作品に作風が戻ったイメージですね。
細かいところがちょっとこじつけ感があったり、後半がドタバタ感があったりと細かいことを言えば色々と突込みどころはありますが、そんなの気にする必要はありません。
ヒカルの過去や死因についての話、式部と是光との関係のこれからなど読みどころは十分あると思います。

ただ、裏表紙に書かれている「ミステリアス現代学園ロマンス」はいかがなものでしょうか?ミステリアスな部分は殆どなりですからね・・・・・
ちなみに、このシリーズのタイトルは「ヒカルが地球にいたころ・・・・・」です。葵は1巻のヒロインです。二巻のヒロインは夕顔、では三巻は・・・・藤壺あたりかな?
ふんわりとした恋愛系のライトノベルを読みたい方には是非の1冊です。


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posted by とも at 18:08 | Comment(2) | レビュー:野村美月 | 更新情報をチェックする

2011年04月29日

レビュー:半熟作家と"文学少女"な編集者

文学少女シリーズ最終作になります。
>内容紹介(ファミ通文庫サイトより)
"文学少女"シリーズ、これが最後の物語――。
新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する"文学少女"の、最後の物語。

ストーリー紹介:遠子先輩の編集者時代のエピソード。一見ひねくれた高校生作家(雀宮快斗)の担当になった遠子が快斗の成長をサポートしていく短編集です。
快斗は小学校の時にいじめられっ子で町の古い図書館で本を読むようになっていた。そこでアルバイトをしていた女子大生の日坂 菜乃(“文学少女”見習いシリーズのヒロイン)に出会う。彼の初恋の相手は日坂さんだった。日坂がアルバイトをやめた後も本を読んで、文学賞に応募する。心葉が大賞を獲得した文学賞の審査員特別賞を中学生時代に受賞する。その後も2年で12冊ペースで刊行し、年収1億を超える売れっ子作家となる。
ただし、編集との相性が悪く過去に4度も担当を変更している。5人目の担当として遠子がやってくる。
遠子は快斗が本が好きで、しっかりとした作家となることを確信して彼の成長を手助けすることになる。
全部で4つの物語が含まれている
1章:二人の出会いと快斗が通子に翻弄するも憧れるまでの話
2章:遠子の担当の別の作家(女子大生作家)との出会いと丁々発止のやりとりの話
3章:快斗の学生生活の話(あまり学校にっていなくて、留年しそうだった)
4章:遠子の結婚(心葉と)の話と日坂との再会の話

感想:☆☆☆☆☆(5点満点中5点)
文学少女シリーズの最後を飾る短篇集として全く文句がありません。最後に付け足しで書いてなんとなく未消化感が残ってしまうシリーズ物(特にメディアミックスしたもの)もおおいのですが、きっちりとまとめてもらいました。
シリーズを通した透明感や清潔感は一切損なわれず(高校生時代の話と25歳過ぎてからの話で変わっていないというのものいかがなものかと思いますが)新しいキャラクタもしっかりと描写され、主人公の成長も書ききれていると思います。各章のはじめに快斗が小学生の時の日坂とのやりとりが書かれていて、ここの雰囲気が非常に良い。(1p前後しか無いのですが、あの元気と前向きさがとりえだった日坂が文学少女風になっていたとは思いませんでした。特に3章の「仲良しの友人が結婚する」「もう一人の幹事が大好き」というフレーズに友人=森 紅楽々(もり くらら)、結婚相手=反町 亮太、大好きな幹事=心葉だと確信しました。
ただ、この快斗君、初恋の相手と(日坂)、今好きな人(遠子)の好きな人が心葉だと知ったら崩壊してしまうのではないかと心配してしまいます。
心葉は文中には直接登場しませんが、文学少女シリーズの続編が500万分を突破したり、原作が映画化されたりとチートな作家様になっていました。
野村美月の本は何冊も読んだのですが、彼女は今回のような短編(中編)を中心に書いたほうが良いのではないかと思っていたりします。“文学少女”と神に臨む作家の様に上下にわかれてしまうような大作だとなんとなく話が暗い方へ暗い方へと進んでいるような気もします。

次回作が来月にも刊行されるので次回作も大いに期待ですね。

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posted by とも at 01:23 | Comment(2) | レビュー:野村美月 | 更新情報をチェックする
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